「支援は、すぐに結果が見えなくても、決して無駄ではない」

兵庫ひきこもり相談支援センターのイベントに、サポーターとして参加してきました。

今回のイベントは、参加者の皆さんと一緒に楽しむ「ミニかご作り」。

和やかな雰囲気の中で、ものづくりを楽しみながら交流する時間となりました。

そんな中、思いがけず、私の心に強く残る出来事がありました。

18年間のひきこもりを経験した若者

イベントの中で、5年前に私が支援で関わった若者が作成したパンフレットを紹介していただいたのです。

その若者は、中学2年生から32歳まで、18年間にわたるひきこもりを経験していました。

支援が始まってからの2年間。

すぐに何かが変わったわけではありません。

しかし、少しずつ、

「やってみたい」

という本人の気持ちを大切にしながら、一つひとつの挑戦を形にしていきました。

そして、ある大きな一歩につながります。

わずか3か月で「日商簿記」に挑戦、そして満点合格

本人が「やってみたい」と始めた簿記の学習。

努力を積み重ね、なんとわずか3か月で日商簿記検定に満点合格

あの時の頑張りは、5年が経った今でも強く印象に残っています。

そして、その先には「就職」という新たな一歩がありました。

就職が決まったことをお伝えしたときの、ご両親の表情。

その喜びと安堵に満ちた姿を、今でも鮮明に覚えています。

「一歩」は、外から見るほど小さくない

ひきこもりからの一歩は、外から見ると、とても小さな一歩に見えるかもしれません。

「外に出てみる」

「人と話してみる」

「何かを勉強してみる」

「やってみたいことに挑戦してみる」

しかし、その一歩の後ろには、

本人の勇気と努力。
ご家族が積み重ねてきた長い時間。
そして、周囲の人たちの支えがあります。

だからこそ、その一歩には大きな意味があります。

5年後に改めて感じた「支援の力」

今回、5年前に支援した若者の歩みを改めて知ることができました。

そして、強く感じたことがあります。

支援は、すぐに結果が見えなくても、決して無駄ではない。

その時には変化が見えなくても、本人の中に残っている経験や自信が、何年後かに新しい一歩につながることがあります。

ひきこもり支援に必要なのは、「早く社会に出すこと」だけではありません。

まずは本人の気持ちに寄り添い、

「やってみたい」

という小さな芽を一緒に育てていくこと。

その積み重ねが、いつか大きな一歩につながるのだと思います。

里山ICT能開学校は、一人ひとりの「その人らしい一歩」を応援します

里山ICT能開学校では、パソコンやAI、簿記、Web制作などの学びを通して、若者が自分の可能性を見つけ、新しい一歩を踏み出すための支援に取り組んでいます。

大切なのは、周囲が決めた「正解」に合わせることではありません。

本人が「やってみたい」と思えることを、一緒に探すこと。

小さな一歩でもいい。

時間がかかってもいい。

その人のペースでいい。

これからも、一人ひとりの「その人らしい一歩」を応援していきたいと思います。


ひきこもり支援・不登校支援・学び直し・就労に向けた学習支援について、里山ICT能開学校では一人ひとりに合わせた支援を大切にしています。

「何か始めてみたいけれど、何から始めればいいかわからない」

そんなときも、まずは小さな一歩から。

あなたの「やってみたい」を、一緒に形にしていきます。

 

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