ひきこもり啓発講座を受講し、改めて「これからのひきこもり支援」について考えました。
ひきこもり状態にある方が社会へ踏み出すためには、まず安心して過ごせる「居場所」が必要です。しかし、これまで支援してきた若者たちからは、こんな声を聞くことがありました。
「居場所に通っても、その先が見えない。本当に意味があるのでしょうか。」
この言葉は、私たち支援者にとって大きな気づきでした。
一方で、いきなりハローワークへ行き、就職活動を始めることは、多くの当事者にとって非常に高いハードルです。仮に就職活動を行ったとしても、長期間のひきこもり経験がある方が採用につながるケースは決して多くありません。
だからこそ、里山ICT能開学校では、「居場所」と「就職」の間をつなぐステップが必要だと考えています。当校では、一人ひとりのペースを大切にしながら、
・資格取得によるスキルアップ
・小さな成功体験の積み重ね
・自己肯定感の向上
・社会とのゆるやかなつながりづくりを通じて、自立への第一歩を応援しています。
内閣府の調査では、ひきこもり状態にある方は15~39歳で約54.1万人、40~64歳で約61.3万人と推計されています。ひきこもり支援では、当事者一人ひとりの状況に応じた多様な支援の選択肢を用意することが重要であるとされています。この問題は、本人や家族だけの問題ではありません。
8050問題や地域社会の担い手不足、孤立・孤独など、日本全体で向き合うべき社会課題です。国も孤独・孤立対策を重要政策として推進しており、地域で安心してつながれる環境づくりの重要性が示されています。
里山ICT能開学校は、これからも「居場所」で終わらない支援を目指します。
「学ぶ」「できる」「自信がつく」――。
その積み重ねが、社会参加への第一歩になると信じています。


 

 

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